あの日の朱雀





始業式が終わり、私は家路に立っていた。



帰っても、どうせ誰もいないだろう。



鍵をとりだし、差し込む。




「ん?」




開いてる…?



ガチャ




「ただいま…」




靴が1足。



お兄ちゃんのだ…。














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