あの日の朱雀




「これは結構酷いしね。分かるよ。」




そういって、新しい包帯が私の頭に巻かれていった。




「後で朱雀に話しな。あいつ、相当心配してるから。」




そう言って、キュっと包帯を縛った。




「よし。終わり。」




救急箱を閉め、扉をあけようとしたとき。





ガチャ















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