永遠に
車の中にて
「喜美、何で俺らの前から消えた」
「人の名前を気易く呼ばないで!」
「俺の質問に答えろ」
「話したくない」
「答えろ」
「いや」
「答えろ」
「誰のせいだと思うのよ玲のせいだよ・・
この、三年間アメリカにいってて忘れると
思ってた・・」
しゃべってるうちに、ポロポロと
涙が、落ちてきた
「なんだよ、それ
俺が、悪者見たいに ふざけんな!」
「俺らはな、三年間
ほかの地方にまで回って
喜美を探してたんだ
一度も喜美を忘れた事なんてない」
「知らないわよ、あんな事して
よく、そんな事がいえるのね」
「あんな事ってなんだ」
「ごめんなんでもない」