お菓子なカラダ。


「………ッ」

お風呂場に入ったアタシは、
その場にしゃがみこんだ。

自分でも分かるくらいに
熱い体の温度。


アタシ…そんなに礼くんの匂いが
ついてるの…??


何故か少し嬉しく、
そして、恥ずかしかった。


まざまざと蘇ってくる、あの時。
礼くんとアタシが、キスをしていた時間。



…幸せ、だった。

< 19 / 32 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop