お菓子なカラダ。
癒し系、女の子らしい、
清純清楚、お姫様系。
皆がアタシにもつイメージは
どれもアタシの表の顔。
「飴ちゃんって、本当に
可愛いよね〜!!」
「もう、やめてよ。
そんなことないってばぁ」
現に、私が少し微笑むだけで
皆が顔を赤らめる。
何故か、女子までも。
「そんなに可愛くて、どうして
性格までいいの〜??」
「本当、悪いとこナシよね〜」
媚びてんの?ってくらい
褒めてくる女子たち。
可愛い事くらい知ってる。
今までずっと誰からも
言われてきたもの。
性格もいいでしょ?
ちゃんと計算してるんだから。
騙せない人間なんて居ないわ。
アタシの本性を知ってるのは
アタシだけ。
親も、兄弟も、彼氏も、親友でさえも。
みんなアタシの表を見てるんだ。
これからも、きっとそう。
見抜ける人なんていない。
…と、思ってた。