お菓子なカラダ。


恐る恐る視線を向けると、
見たことのある顔があった。

少し長めの黒髪。
黒縁眼鏡の下の長い睫毛。
通った鼻、細い腰、長い脚。


この人知ってる!
生徒会長の歌田礼!

カッコイイなぁと思っていたので、
すぐにそれと知れた。



「…あ」


気が付けば、生徒会長の上に
アタシが乗っている状態。


退こうとしたその時。


「…にゃっ!?」


腕を引っ張られ、押し倒されて
今度はアタシの上に生徒会長が
いる状態になった。


「な…っ!?」

アタシの脚の間に生徒会長。
腕は頭の上でクロスされ固められて、
本当に身動きが取れない。


「イメージと合わない発言だな
浜崎飴」


聞かれてた…?!


てゆうかこの人もイメージと違う。
もっと優しくてキラキラしてたはず!!


こんな野蛮な…
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