セーラー服の片想い


ガタンッ!

「あ…」


(来ちゃったよ−っ!)

私の隣の席に座った小柄な男子。

それは昨日の入学式で見た、坂田衛だった。


「あ!坂田君!?」

早速攻めに入った優華。

「あの私、荒瀬優華っていいます!!坂田君、昨日の新入生代表の言葉すごかったね!」

褒めるな−…、誉め過ぎだろ…。

坂田衛はこれをどう対処するのだろうか…。


「え、あぁ…どうも…」

無愛想だな−!!!!!!


なんか眠たそうだし、お礼言ってんのか言ってないのか分からないし。

(初対面でいきなり褒められも困るけどね…)


「はぅ…、話しちゃった」

今の会話のうちなの!!??



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