セーラー服の片想い
隣の席
「本当かっこよかったねえ、坂田君…」
「え?うん、えと、そだねえ(それ言うの6回目だっつの!!)」
今日は入学式の次の日。
入学式のあとすぐに1年生は帰宅し、今日は自己紹介とか係決めとかで終わるらしい。
優華は完璧に坂田衛に惚れて、今日なんか入学2日目にして髪を巻いてきた。
分からない。
どこがカッコイイのか。
でも、一瞬あの姿に見とれてしまったのは事実であって…。
でも背も低いし、顔も幼いし、糸川君と真逆なタイプだ。
「…////?」
また糸川君がでてきた。
「どしたのぉ?みなみぃ」
「いやいやなんでも…」