GAP-Girl×DJ-
きっかけは1年前の話になる。
16歳、高校を中退していろんな仕事をした。
17歳、今はショップ店員をしている。
ある日の仕事帰り、あたしは地元の先輩に初めてのクラブに誘われ、付いて行った。
そこは右も左もわからない世界。
(でも思ったよりカジュアルな人ばっかり・・・てか先輩達どこ行った?)
次第に雰囲気に慣れていき、次の日は仕事が休みということでいろんな酒を浴びるように飲んだ。
飲んでは笑い、多くの見知らぬ男達に声をかけられた。
ナンパをされた。
酒が回るとどうでもよくなる。
薄暗闇の中で体を触られたって別に嫌な気はしなかった。
もうどのくらいの酒を飲んだだろう。
自分がまともに歩けているのかもわからない状態になり、あたしはついに倒れた。
アルコールがやたら高いウォッカを飲もうとした瞬間、意識がぶっ飛んでしまった。
でもまったく記憶がないわけではない。
ただ、とてつもなく気持ち悪い・・・。
やばい・・・吐きそう・・・まじで・・・吐きそう・・・!!!!
―――・・・
「ちょっ、あんた大丈夫?!」
声をかけてくれたのはたぶん180cmはあるだろう、巨大な男の人だった。
あたしは倒れて部屋の隅っこで避難していた。
そんなダサいあたしに声をかけてくれた巨大な人。
「大丈夫じゃない・・・」
「あ?何だって?」
「吐きそう・・・!」
「はっ?聞こえねえ!!」
あたしの声が聞き取れず、巨大な人は親切にもあたしをトイレに連れて行ってくれた。
・・・正確に言うとトイレの手前で吐いてしまった。
吐く顔も、吐いたモノも見られた。
そして処理までしてもらった。
そういえば巨大な人は顔が怖い。
でも嫌な顔一つ見せずに片付けてくれて介抱してくれた。
16歳、高校を中退していろんな仕事をした。
17歳、今はショップ店員をしている。
ある日の仕事帰り、あたしは地元の先輩に初めてのクラブに誘われ、付いて行った。
そこは右も左もわからない世界。
(でも思ったよりカジュアルな人ばっかり・・・てか先輩達どこ行った?)
次第に雰囲気に慣れていき、次の日は仕事が休みということでいろんな酒を浴びるように飲んだ。
飲んでは笑い、多くの見知らぬ男達に声をかけられた。
ナンパをされた。
酒が回るとどうでもよくなる。
薄暗闇の中で体を触られたって別に嫌な気はしなかった。
もうどのくらいの酒を飲んだだろう。
自分がまともに歩けているのかもわからない状態になり、あたしはついに倒れた。
アルコールがやたら高いウォッカを飲もうとした瞬間、意識がぶっ飛んでしまった。
でもまったく記憶がないわけではない。
ただ、とてつもなく気持ち悪い・・・。
やばい・・・吐きそう・・・まじで・・・吐きそう・・・!!!!
―――・・・
「ちょっ、あんた大丈夫?!」
声をかけてくれたのはたぶん180cmはあるだろう、巨大な男の人だった。
あたしは倒れて部屋の隅っこで避難していた。
そんなダサいあたしに声をかけてくれた巨大な人。
「大丈夫じゃない・・・」
「あ?何だって?」
「吐きそう・・・!」
「はっ?聞こえねえ!!」
あたしの声が聞き取れず、巨大な人は親切にもあたしをトイレに連れて行ってくれた。
・・・正確に言うとトイレの手前で吐いてしまった。
吐く顔も、吐いたモノも見られた。
そして処理までしてもらった。
そういえば巨大な人は顔が怖い。
でも嫌な顔一つ見せずに片付けてくれて介抱してくれた。