GAP-Girl×DJ-
「どうしたんだよ?」
「ちょっと眠れそうになくて・・・」
相変わらずいっちゃんはあたしの方を向かない。
「ちょっとこっち向いて」
思わず言ってしまった。
いっちゃんはこっちに寝返った。
意外に近い顔・・・話せなくなりそう。
「安心しろ。なんもやらねーって」
「え?!」
いっちゃんはあたしが怯えてると勘違いしているようだ。
違うの、あたしはただドキドキして・・・
「俺好きなやつとしかやんねーから」
・・・・?
「お前がびびったままだと俺も寝れねえ。」
・・・そうだよね、そうだよね。
好きな人としかやらない。
つまりあたしのことは・・・
「お前のこと好きじゃないから」
と言ってるように聞こえた。
ただの考えすぎ?
そりゃあたしのことを”女”として見てないことは分かってる。
でもその現実がいっちゃんの口から出た時点であたしは身動きが取れなくなった。