GAP-Girl×DJ-
いっちゃんの唇って意外に柔らかい・・・
いっちゃんって意外にベロ短いんだ・・・
へへへへへ・・・
訳のわからない回想と今後の妄想が頭の中を駆け巡る。
そういえばまだあたし、「りさ」って呼んでもらった事ないかも!
次会ったら是非とも呼んでもらおう♪
睡魔と闘うか、妄想しているか、で気がつけば仕事は終わった。
《着信アリ:☆ヤス君☆》
ヤス君・・・?
「もしもし?」
「おーりさ♪仕事いつ終わる?」
「今終わったよ?」
「まじ?今から飯食いにいかねっ?」
もしかしたらまたいっちゃんがいるかも!!
「いいよ~!」
店の近くまで迎えに来てもらう約束で、あたしは足早に向かった。
いっちゃん♪いっちゃん♪いっちゃん♪
鼻歌交じりで歩いていると、ヤス君の車を発見した。
同時にいっちゃんに期待する。
・・・あれ、いない?
「今日はいっちゃんいないんだ?」
「そう、あいつ今日なんか会社のミーティングとか言ってたような。」
なんだー・・・いないのか・・・。
「新曲のためのフィーチャリングの女相手探してるみたいだったなあ~」
そっかあ・・・女相手・・・か。