GAP-Girl×DJ-
≪時間だけなんだ 俺達の邪魔するやつは≫
≪もう一度俺にチャンスを≫
≪どうかまた二人の距離を縮めて≫
「りさ・・・りさ?大丈夫?」
先輩の声は聞こえなかった。
いっちゃん・・・・
どうしよう・・・
大好きなのに・・・
こんなに好きなのに・・・
涙をふくと先輩が心配する。
涙はただポタポタと落ちる。
あたし何泣いてんだろ?
目を閉じた。
このまま見てたら涙は止まらないよ。
「りさ!!!りさ!!!!!」
先輩に肩をバシバシ叩かれ、どうしたものかと目を開けた。
「今いっぺいさん、りさを見てたよ!!!」
いっちゃんがあたしを見ている?
え?・・・あ・・・
ほんとだ・・・?
いっちゃんの目はあたしを見ている。
見間違い?いや・・・違うよね?・・・
いっちゃんは何度かあたしを見ては目を逸らした。