GAP-Girl×DJ-
D.S.Bが終わったすぐ、あたしは正気に戻った。

そして外の空気を吸いにフロアをいったん出た。


「りさ大丈夫だった?」

「はい!・・・びっくりしたけど・・・久しぶりにいっちゃんを見れてよかった!!」

「それはよかった」

先輩は笑った。
あたしもつられて笑った。


「あたしあいつら呼んで来るわ!今頃酔いつぶれてるだろうから(笑)」

「じゃあここで待ってます」

先輩は他の連れを探しにフロアに戻った。

あたしは一息ついてさっきのいっちゃんの姿を思い出す。


何人かの大きな声と足音が近付いてきた。

今は深夜の3時。

こんな時間に・・・誰だろう?


「今からどこ行くよ?」
「そーだなー時間が時間だしなー・・・」


男の声だ。4~5人だろうか。


あたしはへたに絡まれては厄介なので下を向いていた。


何人か通り過ぎて行く中、一人の足音があたしの前で止まった。


「あれ・・・お前・・・何してんだこんなとこで・・・・?」

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