GAP-Girl×DJ-

「いっ・・・ちゃん?!」

紛れも無く、さっきのいっちゃんだった。


「その子いっぺいの連れ?」

「おー。ちょっと先行っといて」


いっちゃんはD.S.Bのメンバーを先に行かせ、あたしと二人になった。


「お前でもここ来るんだな」

「地元の先輩に連れてってもらったの・・・」

「そっか。RUSHと比べたら小さいだろ?」

「うん・・・」


ぎこちなさすぎる。

こんな緊張するのは初めてだ。


「つかお前なんで一人なワケ?」

「先輩が友達呼びに行っちゃって・・・」

「ふーん」


・・・・会話が終わってしまった・・・・!

最強に気まずい!!!


「・・・最近連絡出きんくてゴメン」

「・・・へ?」

「俺ら1周年でさ、バタついてたんだよ。でもまあ今日でプチパーティー終わるからさ、また電話する。」


思いもしない言葉だった。

「ほんと・・・?ほんとにしてくれる?」

「おー。だから待ってな。ほんじゃ俺行くわ!またな、りさ!」


・・・りさ!りさって呼んだ!!!!!

嬉しい・・・すごく嬉しい!!

今日会えたことも、また電話がもらえることも、りさって名前で呼んでくれたのも・・・


全部嬉しかった。


久しぶりにうれし泣きしてしまった。
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