GAP-Girl×DJ-

それからすぐに先輩達は戻ってきて、あたしがまた泣いてることにびっくりしていた。

理由を話すと先輩達はいっちゃんを褒めちぎっていた。

「やるなあの男ーっ」

そう騒いでいた。


―――・・・

「もしもし?うん、今休憩中!・・・え?○日?えっと・・・開いてる!!!」

電話の相手はいっちゃん。

最近は毎日少しだけでも電話をするようになった。

実はあの日からいっちゃんとの接触が再び増えていた。


昨日はいっちゃんの家に久しぶりにお邪魔したし、おとといは夕飯一緒に食べに行ったし、4日前は電話で2時間くらい話した。


自分の中でもびっくりするくらい良い感じだと思う。


「分かった~あけとくねっ!はーい」


たった今、二人とも童心に戻って動物園に行こうという話しが出た。

理由はまったく意味不明(笑)

いっちゃんは忙しかったから、愛くるしい動物達を見て心を癒したいんだろうか?


○日まで約2週間。

指折り数えるにはまだ早いけど、いっちゃんとまた会える!

その気持ちはもう何よりも勝る強さと希望を与えてくれた。

< 45 / 46 >

この作品をシェア

pagetop