灰色の恋
「昔は好きだって言ってくれたのにな―。ぐれちゃったか…また、会いに来るね海吏。」
どや顔で帰って行った。
「もう、来んな。悪女め。」
変な男に引っ掛かれ!でも春は頭がいいので引っ掛からないのである。
「あれ?春って病院のカード持ってるのか?」
身内がいるのかも。ここの病院は身内にもカードが配られているらしい。
俺は身内がいない柚那の代理人だから持ってる!
そこの所は心配無用。
「あ、柚那に会いに行かなくては…今の俺は柚那に癒されたい。」
柚那の病室。
ガラッ
「柚那!いい子にしてたか!?」
完全に無視。
て言うか、感情ないな。
長い青い色の髪。
「綺麗だ。SFに出てくる姫みたいだね。」
うん。今のないな。SFって…
センス無さすぎ。
恥ずかしい―