Dear my Dr.
「話になんねーから、明日茅島院長から聞くよ。はー…まったく…」
そう言って、お兄ちゃんは部屋を出て行こうとする。
すると、お父さんが言う。
「秀介、待ちなさい」
手には、CD-Rが1枚。
お兄ちゃんは、静かに受け取って部屋を出た。
……なに?
意味深すぎる。
静かな部屋でのやりとり。
お母さんは泣き疲れて、ソファーでうたた寝をしてる。
悠ちゃんが言う。
「美波、疲れただろう?お義父さんも落ち着いてるし、明日また出直そうか」
「私は…」
お父さんとお兄ちゃんのやりとりが気になって、帰る気になれない。
でも、居たって何の役にも立たないし…。
「わかった…。お父さん、また明日来るからね?」
「どうせ明日退院だ。心配かけてすまなかったな」
「おやすみなさい」
部屋を出る。
と、廊下には、待ち伏せしてたかのように、お兄ちゃんが立っていた。
「悠哉くん、パソコン貸して?」
お兄ちゃんの手には、さっき受け取ったCD-R。
「医局に案内しようか?」
「うん、よろしく」
「……美波は、先に車に戻っててくれる?秀介くん案内したら、すぐに行くから」
悠ちゃんは言った。
でも、お兄ちゃんはハッキリと言う。
「いや、美波も知ってた方がいいと思う。親父がどう言おうと、家族なんだから知る権利はある」
何を?
お父さんは何か隠してるの?
そう言って、お兄ちゃんは部屋を出て行こうとする。
すると、お父さんが言う。
「秀介、待ちなさい」
手には、CD-Rが1枚。
お兄ちゃんは、静かに受け取って部屋を出た。
……なに?
意味深すぎる。
静かな部屋でのやりとり。
お母さんは泣き疲れて、ソファーでうたた寝をしてる。
悠ちゃんが言う。
「美波、疲れただろう?お義父さんも落ち着いてるし、明日また出直そうか」
「私は…」
お父さんとお兄ちゃんのやりとりが気になって、帰る気になれない。
でも、居たって何の役にも立たないし…。
「わかった…。お父さん、また明日来るからね?」
「どうせ明日退院だ。心配かけてすまなかったな」
「おやすみなさい」
部屋を出る。
と、廊下には、待ち伏せしてたかのように、お兄ちゃんが立っていた。
「悠哉くん、パソコン貸して?」
お兄ちゃんの手には、さっき受け取ったCD-R。
「医局に案内しようか?」
「うん、よろしく」
「……美波は、先に車に戻っててくれる?秀介くん案内したら、すぐに行くから」
悠ちゃんは言った。
でも、お兄ちゃんはハッキリと言う。
「いや、美波も知ってた方がいいと思う。親父がどう言おうと、家族なんだから知る権利はある」
何を?
お父さんは何か隠してるの?