全て”すき…”から始まった…。
 その日は、アルバイトも休みで、2階の部屋から

カオリは、外を見ていた。

外は、天気がよく、自分の部屋から見える

景色は、素敵だった。

緑の葉っぱ達は、陽射しにキラキラ輝いていた。

何か、新しい事を、始めたかった。

自分の足で歩いているという実感が

欲しかった。

今の自分は、中途半端で、ただ時間だけ流れていて…

そうじゃなくて、昨日と違う明日が、欲しかった。

自分が、成長しているという実感が欲しかった。

カオリ自身、気付いてない所で、何かが、

変わってきていた…。

亮と、離れてから、半年程過ぎていた。

時間は、流れていた…。
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