全て”すき…”から始まった…。
 1年後、カオリは、リフォームの会社に

就職し、少しずつ自分の足で歩き始めていた。


 亮の方は、足の後遺症も無く、亜美と、瑠璃の

3人の生活を、始めるようになっていた。

そして、夢だった、舞台に立つ為に、

仕事が終わった後、劇団の練習にも、

参加している。


 みんな、それぞれ、新しい生活が

始まっていた。

 もう少し時間がたてば、カオリの心の中も、もう少し整理され、

亮との事も懐かしい思い出の一つになっていくだろう…。

それが、生きるという事だから。

すきになりすぎて…幸せで……

悲しくて……。

でも、やっぱり、誰かを

好きになる事は、必要で、

素晴らしい事のはず。

悲しい過去があっても、又、誰かを、

すきになって、又、いろいろな思い出を

作っていく事は、本当に素晴らしい事だと思う。

例え、又、傷ついても。


時間がきっと癒してくれる…。

それに、人は、もともと


前向きな自分を、



持っているのだから。

自分が思っているより、人は、

強いのだと思う。
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