全て”すき…”から始まった…。

 ”いらっしゃいませ”

 その後、彼に言われた通りに、

お水とおしぼりを持っていった。

その後、失敗した。注文を聞かず

戻って来てしまった。それを見ていた彼が、

急いで、注文を聞きに行った。

”しまった”と思った。なんか調子悪い、あの亮という人

が見てると思うと、気になって、逆に変な事しちゃう…。

平常心でいられない…。

私は、落ち込んだ。

彼は、私とすれ違うとき、”今度は、注文も聞いてね”

と、笑いながらいった。

 「はい。」

私は、なぜか、すごい気合の入った声で

返事をしてしまった。自分の声に自分で

びっくりして、彼を見たら、彼、

笑っていた。

私、変な奴だと、やっぱり思われている。

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