全て”すき…”から始まった…。
 「ごめんなさい…。好きな人…いるの…。」

亜美は、告白してきた彼にそう言って断った。

 「そうですか…。好きな人とは、うまくいきそうですか?」

告白した彼は、以外な事を聞く。

 「えっ?あぁ、ぜんぜん、相手にされてないみたい…。」

何故か亜美は、素直に話してる。

 「亜美さんは、告白したんですか?」

 「えっ?してないよ…。ちょっとこわい…。」

 「そうですよね、勇気がいりますよね。

 僕も本当は、こわかった。」

そう言って、彼は笑った。

亜美は、自分がふったことを思い出して、

 「ごめんなさい…。」

 「いや、いいですよ、すっきりはしましたから。

 友達にはなれないですか?」

 「えっ?」

 「友達に僕は、なりたいです。男の子で、亜美さんの一番の友達に。」

 亜美は、少し考えたけど、

 「友達なら…。」

 
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