全て”すき…”から始まった…。
「えっ?うそ!」
優美がそう言い、カオリは、浩太の指差す方を
じっと、見ていた。
「……亮だ…間違いない…隣に居る人は?…
亜美さんだ…なんで……」
カオリは、自分の体温が、すっーと、冷たくなっていくのが、
わかった。
「あ~、亜美さん、昨日から、こっちに来てますよ。
でも、今日、帰るって、言ってましたけど。」
篤司は、淡々とそう言った。
「なんで???」
優美が、ムキになって聞いた。
「友達ですから、昨日会いましたし、
亮さんと居るのも、親同士が仲がいいから、
それで、一緒にいるのではないですか?」
「昨日から……。」
「カオリ、大丈夫?」
カオリは、一瞬めまいがして、よろけた。
昨日、亮と会ってる時、”今日は、早く帰らないと
いけないんだ”と言っていたのはこうゆう事だったと、
カオリは、初めて知った。
亮とカオリは、楽しそうに歩いている。
カオリは、声を出す事もできず、
ただ、見ていた。
そんな時、亜美の腕が、亮の腕に絡んだ。
カオリは、怒りだけが、どうしようもないくらい、
大きくなっていった。
言葉にできそうもない、怒りが…。
優美がそう言い、カオリは、浩太の指差す方を
じっと、見ていた。
「……亮だ…間違いない…隣に居る人は?…
亜美さんだ…なんで……」
カオリは、自分の体温が、すっーと、冷たくなっていくのが、
わかった。
「あ~、亜美さん、昨日から、こっちに来てますよ。
でも、今日、帰るって、言ってましたけど。」
篤司は、淡々とそう言った。
「なんで???」
優美が、ムキになって聞いた。
「友達ですから、昨日会いましたし、
亮さんと居るのも、親同士が仲がいいから、
それで、一緒にいるのではないですか?」
「昨日から……。」
「カオリ、大丈夫?」
カオリは、一瞬めまいがして、よろけた。
昨日、亮と会ってる時、”今日は、早く帰らないと
いけないんだ”と言っていたのはこうゆう事だったと、
カオリは、初めて知った。
亮とカオリは、楽しそうに歩いている。
カオリは、声を出す事もできず、
ただ、見ていた。
そんな時、亜美の腕が、亮の腕に絡んだ。
カオリは、怒りだけが、どうしようもないくらい、
大きくなっていった。
言葉にできそうもない、怒りが…。