霊獣大戦
大きな手が壁を突き破って待合い室に入ってきた。



手は一人のサラリーマンを掴んだ。



サラリーマンは手から逃れようともがいたが無駄だった。



手がだんだん握り締められてきた。



「うっ」



という声と共に、骨の砕ける音がして、サラリーマンは気を失った。



手はさらに握り締められ、サラリーマンは砕け散った。



辺りは肉片と血が散乱した。




手はまた逃げ遅れた男を掴んだ。




手は男を握り潰した。




そうして、次々に襲っていった。
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