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14才。

-  出会い


- 200X年、7月


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「陽菜~~!テスト、どうだった?」

「え?ダメダメに決まってんじゃん」



期末テストも返却されて、いよいよ夏休み。

とは言っても、夏休みまであと2週間あるのだけど。



あたしは、バレーボール部に入っていて、毎日、部活に励んでいた。



放課後は、同じ部で小学校からの仲良し、ミサキと一緒に部活に行く。

これが、あたしのお決まりだった。



ミサキのクラスで、返ってきたテストとにらめっこする。

「陽菜はほんと、英語の点数だけはすごいよねえ~」

感心したように言うミサキに、踵を返す。

英語だけは、あたしの得意教科だったから、友達にそういうことを言ってもらえるのは嬉しかったのだ。



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