days



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そうして、夏休み最初の日。

天気は快晴。



絶好の海日和だ。



はやる気持ちを抑えられずに、ワンピースに袖を通す。



「いってきまーす」

明らかに機嫌が良いあたしに、家族が、「彼氏とデート?」なんて冷やかしてくる。



そんなことも耳に入らないくらいだった。



急ぎ足で家を出ようとすると、玄関のチャイムが鳴った。



(誰だろう……)



玄関のドアを開けると、そこに立っていたのは、屋良くんだった。



「……なんで?うち……」

驚きすぎて、文章になってない言葉があたしの口から飛び出した。



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