days
「それはこっちのセリフ。なんでいるの、シュン君」
「……うーん。自主練も兼ねて」
自主練?
てことは、走るのだろうか。
「……見たい!シュン君が走ってるとこ」
「やめときな。見たら、惚れちゃうよ?」
「……バカじゃないの」
海に行ったときは、ちょっとだけシュン君に救われた部分もあった。
だけど顔を合わせれば、相変わらずこんな感じだ。
「……もう、いいや。あ、そうだ。シュン君さ、サプライズされて嬉しいことって何?」
期待を込めて聞いてみる。
一応、この人も屋良くんの友達だし、何か聞けるかもしれない。