days



屋良くんといると、元気になれる。

いつも明るくて、真っ直ぐな屋良くん。

気が付いたら、うじうじしてるあたしを引っ張ってくれている。



だけど、上手く言葉にできないあたしは

「……うん……」

そう言うのが精一杯だった。



「……そっか」

屋良くんがまた、一瞬だけ悲しい顔をした気がした。

だけどそれは気のせいのように、いつもの笑顔に戻る。



「よかった、陽菜も楽しいと思ってくれてて」

うん、しか言えないだめなあたしに、そう言ってくれる。



< 68 / 101 >

この作品をシェア

pagetop