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体育祭当日。
ちょっとだけ、雨が降ればいいのに、と念じたあたしの願いは虚しく、残暑厳しい、快晴だった。
この天気と、予想以上に多いギャラリーにうんざりする。
「来年は絶対、応援団に入りたいな~」
隣でミサキが、のんきに呟いている。
次の種目までまだ時間あるし、どこか木陰にでも行って休もうかな…
そんなことを考えていると、前の方から、ゆかちんが体育祭の時は全員着用のハチマキを振り回しながらあたし達の所へ走ってきた。
「ほら、次。男子の徒競走だって。ふたりとも、見に行くでしょ?」
いつもより弾んだ声のゆかちんに、あたし達はついて行った。