days
「こんばんは」
無駄に爽やかな笑顔で挨拶されて、少し面食らった。
タチカワ ヒナ
「……こんばんは。立川 陽菜と言います」
「立川、久しぶり。俺だよ、俺」
はじめの、爽やかな笑顔は崩さないまま、あたしの名前を呼ぶ彼に、驚きを隠せなかった。
「……もしかして……」
久しぶりすぎる再会に、色んなことが一気にフラッシュバックしてくる。
明らかに動揺している、そんなあたしを、3人ともが見ていた。
テラド ツヨシ
「……寺戸 剛だけど」
「……うそ!テツ?久しぶり!なんで?どうして?」
名前を聞いて、一気にテンションの上がったあたしを、アキちゃん達は、不思議そうに眺めていた。
「……ふたりは元から知り合いだったのー?」
なんて、言ったりもしている。