days
「ひどい....。信じたし、びっくりしたし、嘘だったなんて....」
シュン君の目を見て、そう言った。
そして一瞬の間のあと、シュン君はあたしから目を反らした。
「もう一回言うよ。俺、嘘ばっか吐くよ。うそつきだからね。素直な陽菜ちゃんは、俺なんかの言うことを信じたらだめだよ?」
からかうような口調のまま、そういうシュン君はあたしとはもう、目を合わせようとはしなかった。
「さて、もう暗くなってきたし、帰ろうか」
再びシュン君がそう言うまで、あたしは何も言わなかった。