電車の彼

『こんなことならちゃんと
勉強しておけばよかった・・』

なんて思いながら
白い息をは−っと吐きながら
駅に向かう・・


ホームに着くと朝が早いためか
あまり人がいなかった


周りを見渡すとき
彼を見つけたんだ−−


すらっとした顔に
茶色い髪に少しワックスでたてている
制服は少し着くずしていて
ブレザーのネクタイが緩んでいる


わたしは目を奪われていた−−


< 6 / 8 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop