別れた二人



お昼ご飯を食べて、教室に戻ると永倉州は自分の机で携帯を弄っていた。






あたしはそんな姿をチラチラと横目で見ながら席に着く。






次の授業の準備をしていると、永倉州が話しかけてきた。






「なぁ、木藤。」






「なななな、何??」






うわぁ、あたし、明らかに動揺してしまってる・・・






「木藤の元彼って・・・三年の康太先輩だったよな?」






「う、ウン。そうだけど・・・なんで??」









永倉州は、少し何かを考える素振りをして、あたしにぐっと近付き、耳元で言った。













「木藤さ、俺と付き合ってくれない??」










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