別れた二人
あたしたちは永倉州たちに見えないようにカーテンに隠れてボソボソと話す。
「永倉州の彼女って、三年の超美人だったよね?ってか、マジ綺麗な人だよね・・永倉州もイケメンだし、お似合いって感じ♪」
「うん、そうだね・・ふたりで居るとかなりオーラ出てるよね・・・」
「・・ってか、なに話してるんだろ??なんか二人とも真剣な顔してない??」
由貴はちょこっとカーテンから顔を出して二人の話を聞こうとする。
「・・由貴、だめだって!!人の話盗み聞きしちゃ・・・」
「・・でもぉ・・・聞きたくない??」
由貴はニヤリと笑う。
・・・確かに・・・なんか気になるけど・・・
あたしたちはダメだと思いながらも二人の会話に聞き耳を立てた。