いちご練乳メロンパン

ドキッ


私の教室は3階にある、
エレベーターなんてないので
階段で3階まで上がる
さすがに…疲れる…。

「のわっ!」

ドテーンっ!!
勢いよく階段を踏み外し
転けるわたし…。

「えぇ!!ルーア大丈夫!?」

「何とか…」

恥ずかしい…
そしてめちゃ痛いわ…

「あ、」

「え?」

「血、出てる…」

「あ、本当だ…私ったらこけて膝擦りむくなんて幼稚園児みたいね…ははは」

あー最悪、超恥ずかしい。

「ちょっと待って。」

何やら鞄から取り出す悠。

「膝出してみっ!!」

「あ…はい。」

「…はいっ可愛くなった☆」

「あ…」

擦りむいてカッコ悪い膝に
可愛いハート型のばんそうこう

「俺もよく怪我しゃうんだっだからばんそうこう常備してんの☆ルーアいつも可愛いけど…もっと可愛くなったよっ☆」

ドキッ!

「ありがとう…」

満面の笑みの悠に
顔が赤くなる。

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