いちご練乳メロンパン

教室に入るとやっぱり
チャラチャラしてる人が大勢

「はい静かに~これから喋ったやつぶん殴るよ~」

「啓さんその隣の女の子は誰っすか~?」

「はい霜田君俺の話し聞いてないのかな~?それとも殴られたいのかな~?」

「聞いてない方です!すみませんっ!」

「よろしい。」

先生許しちゃっていいの?
会話のやり取りがなんか漫才みたいで面白い

「このお嬢さんが今日転校してきたルーアだ、全員仲良くしろよ」

「あの…留亜です…。」

「固い事は気にしない♪席は一番後ろね。よし、自習~」

そう言って教室を出ていってしまった…
ここはとんでもないところね…

ーと窓の外を見ていると

「初めましてルーア☆俺、霜田悠。よろしくねぃ♪」

霜田悠…
なんか可愛いの男の子…

「あたし婢華流っ♪ルーア仲良くしよ~ねっ☆」

「よろしくお願いします」

「ほらーけんけんも自己紹介しなよ~」

そう言った婢華流ちゃんの
目線の先にはめがねをかけて
本を読んでいる男の子がいた

「うるさいっ!本に集中できないだろ!」

怒ってる…?怖いよこの人

「ちょいけんけん~ルーアがびびってるっしょー?」

悠がこう言うと、ため息をついて

「……あ"ーもう。俺は健太。よろしく。怖がらせたからすまない、怒ってないから」

「あ、はい。すみません」

ふぅ、良かった優しそうな人で

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