Change(仮)
へたれ発覚!?
「おはよーございまぁす」
インターホンを押すと、返事が聞こえた。
低くて、少し掠れた大好きな声…。
いつもならば、一人で寂しく登下校をするけど、最近は彼氏と登下校するようになった。
まぁ、言っちゃえば、最近付き合ったってコトだけどね…。
「ごめん!今日は、用意遅れちゃってさぁ!」
「んーん、大丈夫。」
「行こっか、伊織ちゃん」
「うん。」
自転車の後ろに乗せてもらって、向かうは学校。
秋都の腰にぎゅうっと手を回す。
「い、伊織ちゃっ…」
「ん?」
「っ~…な、何でもない!」
今日は、学校に着くまで運転がふらふらだった。
安心感が全くと言っていいほど、無かったよ。