涙を拭いて。


「憐夏も陰ではモテるんだぜ?」


亜恋は優しい。


「いいよ、そういうの。」


「ほんとだよ。」


「はいはい。私帰らないと。そろそろ先生にばれちゃうから。」


憐夏はスクールバックを肩にかけた。


「何がばれるんだ?」


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