君たちがいたから頑張れた。

「どうしたの？」
「…………。」
うちは涙が止まらなくて何も話せなかった。
「その涙を言葉にかえてみて？」
泣きながら私は今までされてきたことを言った。
「うち…省かれてるんです。クラスでも…部活でも。この前…部内戦…やったんですよ。部内戦やった日は土曜日だったんですけど…そしたら月曜日から…菜由が移動教室違う…グループの子と行っちゃって…だからうちは佐田と行ったんですよ。だから四時間目も一緒に行こうと思って佐田に『一緒に行こう』って言ったら『ゴメン。もう里那ちゃんと一緒に行かないから。衣麻ちゃんとこれから一緒に行くから。』って言われてそれからうち一人になっちゃって。」
「そっかぁ。」
その後もいろいろ話して帰る時間になっていた。
「もう帰る時間だから帰りな。里那も自分の悪かったところ探してみな。」

うちは正直言ってショックだった。
さっきまではうちの味方でいてくれてたのに結局最後にはそういうこと言うんだと思って……。