君たちがいたから頑張れた。
結局みんな何も変わってはいなかった。

冬休みになった頃、私は体調をくずして部活を休みがちになっていた。

数日後、風邪が治ったから部活に行った。
だけどみんなは冬休み入る前と同じだった。
菜由も…。

そしてこんなことが聞こえてきた。
「○○がいるのって私の幻覚ー?」
○○の部分は聞こえなかったけどうちはその日部活遅れて行ったからうちのことだろうと思っていた。

12月29日。
私は他中の仲がいい子3人で遊んだ。
1人は優、もう1人は由愛。

優には前から相談に乗ってもらっていたけど由愛にうちがされていることを話すのはこの日が初めてだった。

今までされてきたことを優と由愛に話した。
泣きそうだったけどこらえて頑張って話した。
そしたら優と由愛は
「里那は悪くないよ。」、「ひどい。」
とかいろいろ言って慰めてくれた。
すごく嬉しかった。

「うち今日遊ぶの断ろうかなって思ってたんだ。」
「何で?」
「だって優も由愛もみんなから好かれてて人気者だしだけどうちはみんなから嫌われてるからはっきり言って2人といるのが辛かった。」
って言ったら
「何で?そんなことないよ。一緒にいるのが辛いとかひどいよぉー。」
って笑ってくれた。

はっきり言ってうちがされてること話したら、嫌われちゃうんじゃないかって思ってた。
だけど2人は違った。
ずっと最後までうちの話を真剣に聞いてくれたんだ。
それだけでうちはすごく嬉しかった。
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