そして僕は恋に墜ちた
少しの沈黙の後、僕は宙を見つめたまま、何となく口を開いた。
『アリスはさぁ、悪魔ってどう思う?』
「どうって…?」
僕の質問の意味が分からず、アリスは不思議そうな顔で聞き返す。
『…なってみたいとか、思う?』
「そうだなぁ。空も飛んでみたいし、ずっと年取らないんでしょ。一回位ならなってみたいかも」
安易な考えのアリスに、なんだか腹が立った。
悪魔がどんなものなのか、アリスは殆ど知らないのだから当たり前だと言えばそうなのだけど…
『アリスはさぁ、悪魔ってどう思う?』
「どうって…?」
僕の質問の意味が分からず、アリスは不思議そうな顔で聞き返す。
『…なってみたいとか、思う?』
「そうだなぁ。空も飛んでみたいし、ずっと年取らないんでしょ。一回位ならなってみたいかも」
安易な考えのアリスに、なんだか腹が立った。
悪魔がどんなものなのか、アリスは殆ど知らないのだから当たり前だと言えばそうなのだけど…