そして僕は恋に墜ちた
無表情だったアリスの顔が、驚いた様な顔に変わり、そしてすぐ、いつもの笑顔になった。

「シロ。どうしたの?」

僕は、変わらないアリスの笑顔にほっとする。
この間の、屋上以来会っていなかったから、怯えていないか、僕のことをどう思っているか、内心不安だったのだ。

だけど、アリスは変わらない。

嬉しさから、僕も自然と笑みが零れた。

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