かくれんぼ


毎週この曜日の仕事終わりに私に特別な用事があるのをナオミは知っている。



何をしているのか内容まで知ってるわけじゃない。最初に誘われたとき「毎週この曜日はとても大事な約束があるから」と言ったきり。



細かいことを聞いてこないナオミにとても感謝しているし、それを理由に断っても嫌な顔ひとつしない。



ナオミとは毎日のように一緒に昼食を食べ、その他の曜日には飲みに行ったり週末なんかにはショッピングに行ったりする大事な友人。



< 14 / 17 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop