あなたに恋してる
あれ?
なんか愁くん、顔……赤いよね?
それに……照れたような笑顔してる。
や、やっぱり……亜紀の言った通り………こ、告白だったってことなのかなぁ?
しゅ、愁くん告白されちゃったって…こと?
いやだ。
愁くん‘いいよ’……って返事しちゃったの?
……どうしよう。
愁くんに彼女ができるなんて……そんなの耐えられないよ。
ギュっと手を握りしめながら不安になる。
あたしだって愁くんのこと!!
ジっと愁くんの顔を見ながらそんなことを考えていると……‥
「俺は好きだ」
あたしの耳にはそう言った愁くんの声がしっかりと聞こえてきた―――。
‘好き’とそう言った愁くんの声が……‥。