あなたに恋してる


仲良い?


あたしと愁くんが?



亜紀から見たらそう見えるのかな……。

そう言われるのはなんか嬉しいな。



「そう、かなぁ…」

うーん。…と考えてみる。



たしかに学校がある日はいっつも一緒に行っている。


それは毎日続いている習慣で、そうやって一緒に行くことがあたしにとっては楽しい時間。





「香菜さぁ……告白とか考えてないの?」

「…えぇ!?」


まさか亜紀がそんなこと聞くなんて。


亜紀は真剣な顔であたしを見ているけど…。



愁くんに告白する勇気なんてあたしにはないよ。


「む、無理だよ……」



< 7 / 30 >

この作品をシェア

pagetop