あなたに恋してる
だって。
だって愁くんは…きっとあたしのことなんて幼なじみ以上には思っていない。
背が小さくて見た目幼いあたしなんて好きにならないよね。
きっと愁くんは大人っぽい人が好みだと思うもん。
だから
゛好き゛なんて言えない。
ちらっと愁くんを見てみる。
クラスの友達だろう男の子と話している姿。
その姿を見ていると、こっちを見た愁くんと目が合ってしまった。
わわっ!
どうしよう!?
見てたのバレちゃったかな!?
逸らそうかどうしようか考えてると愁くんが私に微笑んだ。
どきん!
うぅ…。かっこいい。
そんな優しい顔で微笑まれたら照れちゃうよ。
どうしよう…。あたし本当に愁くんが好き。