先生と教官室
キスへの想い
グイッ
先生に追い打ちをかけた瞬間、先生の胸付近にたはずの身体が突然宙へと浮いた。
「なぁ伊緒。お前、熱ある事忘れてないよな?」
「え、はい。」
ドサッ
「いっとくけど、容赦しないから。熱がでていようが本気でいくからな。気絶すんなよ。」
「……へ?」
つれていかれた先は、さっきまで寝ていた寝室。
宙に浮いていた身体は、先生の手によって優しい感覚へと包まれた。
そして、私の真上には先生の真剣な表情があって、最早どこへも逃げられない状態へとなっている。
何だこれ、さっきよりもドキドキする。
「せんせ?」
でも、何だかこの状況はとてもやばい気が……
「いっとくけど、お前が悪いんだからな。」
あ、いつになく真剣な目だ。
ちょっと待って、もしかしてこの状況ってガチでやばい感じでは?
キスしてとか調子こいた事言っちゃったけどっっ!!
ベッドって!!
ベッドって!!!
これはそのまま襲われるのではっっ!!?