先生と教官室
「目、閉じてろ。」
「………っっ」
先生の言葉通りに目を強く閉じる。
でもこれ、いつくるか解らなくて心臓の鼓動が半端じゃないっ!!
「………ん」
ゆっくりと、先生の唇が私の唇へと触れる。
人の唇ってこんなにも暖かいんだ。
それに、唇だけじゃなくて身体も近くて。
私が感じているドキドキ全て、先生に伝わってしまいそう。
「……っっ」
さっきみたいに直ぐに終わると思っていたら、今回は全然違うらしい。
さっきよりも、夢でみたよりも…すごくすごく長い。
離しては重なって、また離しては重なる。
おこちゃまな私には刺激が強い、ってそれ以前に息がもたない。
ただただ布団のシーツを掴む事で、先生からのキスに頑張って答えようとする。
「…っ、…んっ」
「ははっ、必死だな。」
っっ本当に先生かこやつはっっ。
こんなにも頑張っている人をからかうとは!!
「ーっ先生のば、っっ!!?」
一瞬唇が離れたすきに、先生のばかって言いたかっただけ。
ただそれだけ。
なのに…まさかの展開がっ。