先生と教官室
「そんなに私のこと見てたんですね。」
ん?
俺の事いじめようとしてんの?
それともただの仕返し?
ふふん、だがそれは百年早い。
「あぁ、見てたよ。」
そう言葉を返すと、俺の予想通り赤くなる伊緒。
かわいーな…。
でも、こんだけで言葉もでなくなるようじゃ、俺をいじめるなんてできやしねーかんな。
「帰るぞ。」
雷が遠くにいるうちに帰らせようと、伊緒の手を軽く引っ張る。
すると、急に伊緒の身体が崩れていった。
「―――っ伊緒!!」