先生と教官室






一緒の布団に入ってみると、少し狭いけどとても安心した。






雷なんて鳴っていないかのような安心感。





人の温もりの力はすごいと改めて実感した。






安心できるせいか、だんだん緊張も溶けて眠気が襲ってくる。






「眠い?」





「…ん、はい…すこし……。」






「ふーん…そっか…。」






…あれ、何か嫌な予感が。






うっすらと目を開けると、そこにはSの顔をした先生。






やばいっっ!!!!!






「ちょ、先せ…ん!!」





完璧に隙をつかれてしまった。






これはまさに、寝込みを襲うというやつじゃないだろうか。






「こ…んの……っっ」







「え?」






「こんのエロ教師が――っっっ!!」







「うわっ!!」








こうして先生との幸せな夜は激しく長く続き、あまり眠る事ができなかった。















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