先生と教官室






「あーもうっ!!ほんと鈍感だなぁ…。」





「え…鈍感?」





「私が今までにこんなにしつこく誘った事ないでしょ?!」





「…あ、うん。」





確かに今日は引かないなぁとは思っていたけど。






いやいや、何で私は怒られているんだ…?






「勉強なんて口実だよっ!!本当は伊緒の話しを聞こうと思ってたの!!」






私の、話し?





え…私、恵那に辛いとかまだ言ってないよね?





むしろ笑って対応してましたよね?






「伊緒さ、隠してるつもりかもしれないけど全部顔にでてるよ。」





「!!?」





そうなの?





私考えてる事顔に出ちゃってるの!?






「なにそれ、恥ずかし…。」






「あははっ!!今更だよー?」





「そんなっ!!」








< 242 / 391 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop